ブログ更新再開します!今回はお弁当の手配についてです。イベント制作業の基本的な業務であり、かつ意外と難易度の高い業務です。先輩方からふんわりとしか教わっていない方はこれを読んでしっかりとした基本を身に着けましょう。
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ところで、ちょいと5月がヘビーなスケジュールでして、更新が滞っておりました。失礼致しました。無理なく余裕のあるペースで進めたいと思いますので、皆さま、気長にお付き合いください。


イベント業にとってのお弁当手配とは

イベントにおいてはお弁当手配はよく若手さんが担当したりしますよね。雑務、庶務の代表格で軽く見られがちなんですが、これが結構トラブルになりやすい案外難しい業務なんです。

お弁当の手配は、各セクションのスタッフの入り時間、退出時間、人数、業務の流れ、各スタッフの関係値(発注関係)を把握していないとできません。初心者向けの業務というより初心者がイベントの全体像を把握するのに適した業務と言えるでしょう。


なぜお弁当手配をしないといけないの?

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そもそもですが、イベントの現場ではなぜ慣例的にお弁当を手配するか。普段の日常業務や工事現場の方などはコンビニなど自由に自費で食べていますよね。制作をやっているとお弁当なんて手配しなくてもいいじゃないか、という疑問を持ったことありませんか?

そうなんです。必ずしもお弁当を手配しなくてもいいんです。これは慣例であって義務ではありません。

本来お弁当手配は外に食べに行ける環境でない場合、または当日のスケジュールがタイトで食べに外に出ると業務に影響が出てしまう場合に外に出なくてもいいように手配をしているものです。お弁当を用意してもらうことは現場スタッフの権利ではなく主催、もしくは制作側の配慮です。予算と手間を割いて用意しているということをご理解いただけますと嬉しく思います。

一部のテクニカル、舞台関係者慣習を当たり前と勘違いしておられる場合があります。手配する制作側が若手なだけに、やれ弁当がしょぼい、まずい、と強めにおっしゃられる方もいますが、そのような発言は是非とも避けていただけますようご配慮をお願いします。
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制作側は、ゆっくり食事も食べることができないスケジュールに対応してくれてありがとうという気持ちでお弁当を提供し、テクニカル舞台スタッフはお弁当をわざわざ用意してくれてありがとうという気持ちで食べてもらえることが理想的な関係だと思っています。



技術・舞台スタッフとの絆を育むお弁当手配

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「イベント屋だか、弁当屋だか分からない」なんて冗談で言われるぐらい、制作業にとっては日常的な業務なんですが、これが技術・舞台スタッフとの関係を育むのにも効果的な業務だったりもします。

制作業駆け出しの頃って技術・舞台スタッフの方と話せることが少ないんですよね。演出面、セッティング面で間に入って誤解が生じると問題になるし、気後れしている状態で雑談もしにくいんですよね。そんな時に自信を持ってコミュニケーションが取れる業務がお弁当手配だったりします。

若手の方はこのお弁当手配業務を突破口に技術・舞台スタッフの方と仲良くなり、いろいろなことを聞いて絆を育みましょう!



このシリーズ長くなりそうなので、今回はこれぐらいでにさせていただきます。ではお弁当シリーズまたの機会に。