MC付きディレクターを任された時にするべきことの続編です。今回はMCさんが会場入りして、リハーサルを行うまでのお仕事を説明したいと思います。まだリハもはじまらないのかって?そうなんですよ、ちゃんと説明すると長くなるんですよこれが。
これを読めばMC付きディレクターの業務はマスター間違いなし、とまではいかないと思いますが、最低限の覚えておくべきことぐらいは理解できると思います。
MCさんの業務のメインは本番時の進行です。自分がMC付きのディレクターを拝命したのであれば、メインの業務以外の煩わしいことは全てディレクター側で行い、MCさんのパフォーマンスを損なわないようにしましょう。
どのスタッフにも言えることですが、初めて入る会場は不安なもの。入口に迷うこともあると思います。だいたいの場合は到着時は連絡を入れてもらうようにしていると思いますが、その連絡をちゃんと受け取るようにして下さい。現場で慌ただしいとつい電話に気づかないこともあります。案外現場では当たり前のことができないもんなんですよ。MCさんの会場入り前の時間にはあまり他の業務を詰め込まないようにしましょう。
タレントMCさんでないとお迎えに行くまではちょっと過剰かもしれませんが、会場入りされたMCさんとはいち早くミートするようにしましょう。会場の状況を把握できていないMCさんは最初不安だったりします。電話だけでなく、到着されたらすぐ待機されている控室に行き、まず挨拶を行いましょう。
大きな変更点やスケジュールの状況を真っ先に伝えましょう。リハーサル時間、本番時間、押し引きの具合は必ず最初に伝えましょう。
MCさん側でも1日のプランを立てているはずです。この時間で読みの確認や、着替えやメイク、お弁当など。そのプランのもととなるスケジュール案内はとても重要です。また大きな変更点も同様に、事前に調べたり準備の時間がかかる場合があるので、プランに影響が出てしまいます。
進行台本ですが、事前にお送りした時からの修正が入ることがよくあります。最新の進行台本は現場で渡す時には、かならず最初に進行台本を渡しましょう。なんなら控室にセットしておきましょう。MCさんは進行台本に自分なりの書き込みを行います。書き込みには時間がかかる場合がありますので、必ず早めに渡して下さい。バインダーなどを使う場合はバインダーも一緒にこの時に渡しましょう。MCさんご自身で使い勝手を確かめてもらいましょう。
当日の服装をMCさんにお任せにしている場合、イベント的に問題ないか確認しましょう。万が一衣装のダメ出しがあった場合は対応に時間がかかります。持ち込んだ衣装を見せてもらい、写真を撮って責任者の確認をとりましょう。
最新の台本よりは優先度が下がりますが、こちらも重要です。MCさんには来場者が持っている情報と同じものは必ず用意しましょう。具体的には来場者に配られる配布物です。オフィシャルの情報が掲載された配布物は必ず事前に確保しましょう。また台本上に登場する小物類は現物を用意しておきましょう。発売案内を行う本やPRする商品もできれば現物を用意しましょう。
控室備品やケータリング、トイレ、着替え場所の説明などを行いましょう。控室がシェアの場合、ケータリングを勝手に食べていいのか不安を感じる方もいます。控室ではリラックスできるように準備を万全にしておきましょう。
MCさんの控室には他と違ったもの用意しておくと喜ばれます。「常温のお水」と「のど飴」です。冬場は「加湿器」もあるとなお良いです!
そのMCさんが初めてその会場を使うのであればリハまでの間にその会場を案内しましょう。ステージの位置、司会台、司会用の備品、袖の待機場所、カゲアナウンスの場所、客席、入口、受付位置、トイレ、喫煙所・・・ 来場者が通る導線や場所は全てMCさんの目で見てもらうようにしましょう。台本上で分かりづらいポイントは気の利くMCさんならコメントを足してくれることもあります。
あったりまえだと思っていたようなこともちゃんと説明すると長くなりますね。
それでは今回はこれぐらいで。
次はリハーサル時のするべきことをまとめたいと思います。また次回にご期待下さい!
これを読めばMC付きディレクターの業務はマスター間違いなし、とまではいかないと思いますが、最低限の覚えておくべきことぐらいは理解できると思います。
MCさんが会場入りする時にすべきこと
MCさんが会場入りする時に行うべきことをまとめたいと思います。この受け入れの業務はいわゆるアテンドと表現されますが、的確なアテンドを行い、MCさんを戸惑わせないようにしましょう。MCさんの業務のメインは本番時の進行です。自分がMC付きのディレクターを拝命したのであれば、メインの業務以外の煩わしいことは全てディレクター側で行い、MCさんのパフォーマンスを損なわないようにしましょう。
1. 到着連絡の電話に出る
どのスタッフにも言えることですが、初めて入る会場は不安なもの。入口に迷うこともあると思います。だいたいの場合は到着時は連絡を入れてもらうようにしていると思いますが、その連絡をちゃんと受け取るようにして下さい。現場で慌ただしいとつい電話に気づかないこともあります。案外現場では当たり前のことができないもんなんですよ。MCさんの会場入り前の時間にはあまり他の業務を詰め込まないようにしましょう。
2. まずは挨拶(いち早くミートする)
タレントMCさんでないとお迎えに行くまではちょっと過剰かもしれませんが、会場入りされたMCさんとはいち早くミートするようにしましょう。会場の状況を把握できていないMCさんは最初不安だったりします。電話だけでなく、到着されたらすぐ待機されている控室に行き、まず挨拶を行いましょう。
3. 大きな変更点や当日のスケジュールを確認
大きな変更点やスケジュールの状況を真っ先に伝えましょう。リハーサル時間、本番時間、押し引きの具合は必ず最初に伝えましょう。
MCさん側でも1日のプランを立てているはずです。この時間で読みの確認や、着替えやメイク、お弁当など。そのプランのもととなるスケジュール案内はとても重要です。また大きな変更点も同様に、事前に調べたり準備の時間がかかる場合があるので、プランに影響が出てしまいます。
4. 最新台本を用意する
進行台本ですが、事前にお送りした時からの修正が入ることがよくあります。最新の進行台本は現場で渡す時には、かならず最初に進行台本を渡しましょう。なんなら控室にセットしておきましょう。MCさんは進行台本に自分なりの書き込みを行います。書き込みには時間がかかる場合がありますので、必ず早めに渡して下さい。バインダーなどを使う場合はバインダーも一緒にこの時に渡しましょう。MCさんご自身で使い勝手を確かめてもらいましょう。
5. 服装の確認を行いましょう
当日の服装をMCさんにお任せにしている場合、イベント的に問題ないか確認しましょう。万が一衣装のダメ出しがあった場合は対応に時間がかかります。持ち込んだ衣装を見せてもらい、写真を撮って責任者の確認をとりましょう。
6. 関連資料をお渡ししましょう
最新の台本よりは優先度が下がりますが、こちらも重要です。MCさんには来場者が持っている情報と同じものは必ず用意しましょう。具体的には来場者に配られる配布物です。オフィシャルの情報が掲載された配布物は必ず事前に確保しましょう。また台本上に登場する小物類は現物を用意しておきましょう。発売案内を行う本やPRする商品もできれば現物を用意しましょう。
7. 控室の使い勝手を案内
控室備品やケータリング、トイレ、着替え場所の説明などを行いましょう。控室がシェアの場合、ケータリングを勝手に食べていいのか不安を感じる方もいます。控室ではリラックスできるように準備を万全にしておきましょう。
MCさんの控室には他と違ったもの用意しておくと喜ばれます。「常温のお水」と「のど飴」です。冬場は「加湿器」もあるとなお良いです!
8. 会場内の位置関係を案内
そのMCさんが初めてその会場を使うのであればリハまでの間にその会場を案内しましょう。ステージの位置、司会台、司会用の備品、袖の待機場所、カゲアナウンスの場所、客席、入口、受付位置、トイレ、喫煙所・・・ 来場者が通る導線や場所は全てMCさんの目で見てもらうようにしましょう。台本上で分かりづらいポイントは気の利くMCさんならコメントを足してくれることもあります。
あったりまえだと思っていたようなこともちゃんと説明すると長くなりますね。
それでは今回はこれぐらいで。
次はリハーサル時のするべきことをまとめたいと思います。また次回にご期待下さい!
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