イベントの現場ではとっても頼りになるディレクターさん。
彼らは一体どんな事ができて、どこに所属しているのでしょうか。
また彼らを手配したい場合は誰に相談したら良いのでしょうか?
今回はイベントをやらない人にとっては謎の職業、イベントの運営ディレクターに迫りたいと思います。
※画像はテレビのディレクターで運営ディレクターはこんなことしません。
具体的には受付、もぎり、誘導、接客、接遇、ケータリング、出演者誘導、控室管理、設営補助、ゲート管理、駐車場誘導、サンプリング、物販、飲食販売などの業務が運営にあたります。
そしてその業務の管理を行うスタッフのことを「運営ディレクター」と呼びます。
運営を手伝って下さるスタッフには階級のようなものがあって、それぞれ職域が異なります。
イベントの運営スタッフを手配する時に上の階級制度を理解せず、体制、指示系統を間違えると現場では役に立たない人だらけという悲惨な状況を招いてしまうこともあります。
発注する際はこの階級ごとの人数を明確にお願いすることが重要です。
また上記はあくまで共通事項です。
能力として、担務に特化している場合もあります。
誘導ではディレクタークラスだが、出演者誘導ではADクラスと言った場合もあります。
手配する際はそのディレクターの得意業務を聞いて、最も適したポストに割り当てましょう。
ではどんな編成で発注をするべきか。
それは本当に難しいです。
必要なポスト数の算出は、現場で起こる出来事を全て予測しないといけないので非常に高度な作業になります。
能力としてはディレクターは上位互換なので、ディレクターを入れていればいい、と言えばそうなんですが、船頭多くして船山に登る現象となり、それはそれではかどらないなということもあり得ます。
あと純粋に金額がスタッフの倍ぐらいします。
コストの面でも効率的ではないと思います。
また逆に予算を削減しすぎてディレクターを入れずスタッフばかりにしてしまうと、人数はいるのに全然仕事が捗らないといったことが起きてしまいます。
あとは、経験値の分、年齢もそれなりの場合が多いです。
使いっ走りや力仕事をお願いするにはお願いしづらいケースもあると思いますのでご注意を。
若いのに優秀な方は希少種なので、逃さずつかまえておきましょう。
スタッフの編成はバランスが求められます。
戦国時代でも城を攻めるのに騎馬隊だけでは成立しませんよね。
戦う相手に合わせて歩兵と騎馬と弓と将校を、というようにディレクター、AD、スタッフをバランスよく編成しましょう。
今回はそのバランスをとる極意のようなものまでお伝えしきれませんが、一つの目安だけでもお伝えしたいと思います。
1人が指揮できる人数の目安
というのは覚えておきましょう。
経験の少ないスタッフに無理やりリーダー(管理業務)を任せるのは自殺行為です。
もちろん経験の差、能力差により上記の誤差はあります。
現場の動きを見て、目安以上だった場合はラッキーと思いましょう。
その方のお名前を覚えておいて、また別の現場の時に指名することをオススメします。
希少種です。
もちろんこれも業務の難易度や経験差によっても大きく異なるので、これ以下だからダメと一概に言い切れる訳ではありません。
では優秀なイベントディレクターさんを手配するにはどうしたらいいのでしょうか?
ディレクターさんを手配するには主に3つのパターンがあります。
適していない会社に業務範囲外の案件をお願いしますと、丸振りするだけになってしまいますので、手配する時は注意が必要です。
イベントの運営だけを頼まれる場合、イベント運営会社さんにディレクターやAD、運営スタッフをまとめて依頼すると非常に精度の高い手配を行ってくれるでしょう。
運営計画自体の相談にものってくれます。
手配する人数によってはディレクターさんは自社の社員が出てきてくれ、こちらの気持ちを分かってくれる心強い味方になってくれると思います。
ダメではないのですが、ディレクターさんとADとスタッフをバラバラに頼むと連携的にギクシャクすることもあります。
どうしてもこの人、というような状況でなければまとめて依頼することをオススメします。
イベントのディレクターさんは人材派遣会社にも登録していると思いますが、人材派遣会社に登録せずフリーランスで活躍されている方もたくさんいます。
自分の身一つで稼げるということはやはり相応のスペシャリティーがあります。
直接のお付合いがあり、かつ能力やスケジュールが合致するのであれば、その方にお願いしましょう。
そしてディレクターの人数が足りない場合はその方に紹介していただきましょう。
同じくディレクター仲間の優秀な方を紹介して頂けると思います。
金額は安いとは言えない場合もありますが、機転を利かすという能力は替えがたいものです。
派遣会社経由でむしろ安く出てくるという謎の状況もありますが、やはり直接手配した方が本人の実入りもいいし、指名されているという責任感もあるので、やはりモチベーションが高い気がします。
また金額面でいけば比較的やすく手配が可能になると思います。
先程ご紹介した運営会社も自社だけで足らない場合はこちらの会社に相談するケースも多いはずです。
ただ手配を行うにはコツが必要です。
運営会社さんの場合は、大体の業務の流れをお伝えすれば、「何人でどうやる」というところまで考えて、体制を組んでくれたりしますが、人材派遣会社さんは基本ジャスト派遣のみです。
人数設定や体制が無理な場合でも検証などはしてくれず、その人数だけを手配します。
その結果、現場でうまく機能しないということも起こりうります。
イベント慣れしていない会社さんが手配を行う場合は、運営会社さんか制作会社さんを通じて手配をすることをオススメします。
とはいえ、ディレクターさんが登録しているケースも多いので、人材派遣経由でも運が良ければ優秀なディレクターさんに出会えるかも知れません。
ということで、イベントの運営ディレクターについてざっくりとまとめてみました。
運営業務は複雑なからみが多いのでディレクター単体では説明しづらいですね。
また運営について記事を書く時にあらためて違った角度からも紹介したいと思います。
ディレクターさんは制作会社とは違っていろいろな現場をたくさん見ています。
現場においては制作会社の人間より彼らの方が間違いなく優秀です。
現場では事前の計画では思いもよらないことがたくさん起こります。
そんな時、彼らの意見はとても参考になると思います。
たくさんのイベントを経験して自分と相性の良いパートナーを見つけましょう!
彼らは一体どんな事ができて、どこに所属しているのでしょうか。
また彼らを手配したい場合は誰に相談したら良いのでしょうか?
今回はイベントをやらない人にとっては謎の職業、イベントの運営ディレクターに迫りたいと思います。
※画像はテレビのディレクターで運営ディレクターはこんなことしません。
運営ディレクターとは
運営という業務はざっくり言いますと、ステージ以外の業務全般を取り仕切る仕事です。具体的には受付、もぎり、誘導、接客、接遇、ケータリング、出演者誘導、控室管理、設営補助、ゲート管理、駐車場誘導、サンプリング、物販、飲食販売などの業務が運営にあたります。
そしてその業務の管理を行うスタッフのことを「運営ディレクター」と呼びます。
運営スタッフの3つの階級
運営を手伝って下さるスタッフには階級のようなものがあって、それぞれ職域が異なります。
- ディレクター
- アシスタントディレクター(AD)
- スタッフ(アルバイトスタッフ)
というように主に3つに階級が分かれています。
運営の業務を行う場合はそれぞれの頭に「運営」とつけて、運営ディレクターなどと呼びます。
進行の業務であれば、これが進行ディレクターとなるわけです。
この階級制度はどの様に決められるかと言いますと、なんとなくの経験、職歴、年齢、能力を第三者が判断し、「もう君はディレクターと名乗っていいだろう」となります。
不思議なことに明確な取り決めがないんですね。
派遣会社さんにはもしかしたらなにか基準があるかも知れませんが、あんまり明確なものは聞いたことがありません。
絶対的な信頼度のある名称ではなく、なんとなくの目安程度として考えましょう。
なので、現場で「彼はディレクターだけど、なんか頼りないね」なんてことも起こったりします。
運営の業務を行う場合はそれぞれの頭に「運営」とつけて、運営ディレクターなどと呼びます。
進行の業務であれば、これが進行ディレクターとなるわけです。
この階級制度はどの様に決められるかと言いますと、なんとなくの経験、職歴、年齢、能力を第三者が判断し、「もう君はディレクターと名乗っていいだろう」となります。
不思議なことに明確な取り決めがないんですね。
派遣会社さんにはもしかしたらなにか基準があるかも知れませんが、あんまり明確なものは聞いたことがありません。
絶対的な信頼度のある名称ではなく、なんとなくの目安程度として考えましょう。
なので、現場で「彼はディレクターだけど、なんか頼りないね」なんてことも起こったりします。
ディレクターの能力
個人的な見解ですが、自分はこのような能力があるかどうかでそれぞれを判定しています。- ディレクター
イベント知識が豊富でイベントの専門の方々と会話が成立する人
次の展開を予測して準備を先行して行える人
お願いをしなくてもきちんと業務の報告ができる人
大人としてビジネスのマナーをわきまえ、クライアントと話ができる人
イベント業界のヒエラルキーを理解している人
不本意なことが合った際に対応する次の一手が打てる人 - アシスタントディレクター
ディレクターの指示を聞いて意味が理解でき、スムーズに行動に移せる人
ディレクターの指示を噛みくだいてスタッフに伝えることができる人
スタッフやコンパニオンへの休憩指示ができる人
イベントの構造的なことを理解し、余計なことはしない人
不本意なことが合った際に感情的にならず事態を悪化させない人 - イベント運営スタッフ
きっちり丁寧に伝えれば単純作業はできる人
挨拶ができる人
失礼でない口の聞き方ができる人
イベント空間における最低限のマナーをわきまえている人
イベントの運営スタッフを手配する時に上の階級制度を理解せず、体制、指示系統を間違えると現場では役に立たない人だらけという悲惨な状況を招いてしまうこともあります。
発注する際はこの階級ごとの人数を明確にお願いすることが重要です。
また上記はあくまで共通事項です。
能力として、担務に特化している場合もあります。
誘導ではディレクタークラスだが、出演者誘導ではADクラスと言った場合もあります。
手配する際はそのディレクターの得意業務を聞いて、最も適したポストに割り当てましょう。
運営スタッフの編成
ではどんな編成で発注をするべきか。
それは本当に難しいです。
必要なポスト数の算出は、現場で起こる出来事を全て予測しないといけないので非常に高度な作業になります。
能力としてはディレクターは上位互換なので、ディレクターを入れていればいい、と言えばそうなんですが、船頭多くして船山に登る現象となり、それはそれではかどらないなということもあり得ます。
あと純粋に金額がスタッフの倍ぐらいします。
コストの面でも効率的ではないと思います。
また逆に予算を削減しすぎてディレクターを入れずスタッフばかりにしてしまうと、人数はいるのに全然仕事が捗らないといったことが起きてしまいます。
あとは、経験値の分、年齢もそれなりの場合が多いです。
使いっ走りや力仕事をお願いするにはお願いしづらいケースもあると思いますのでご注意を。
若いのに優秀な方は希少種なので、逃さずつかまえておきましょう。
スタッフの編成はバランスが求められます。
戦国時代でも城を攻めるのに騎馬隊だけでは成立しませんよね。
戦う相手に合わせて歩兵と騎馬と弓と将校を、というようにディレクター、AD、スタッフをバランスよく編成しましょう。
今回はそのバランスをとる極意のようなものまでお伝えしきれませんが、一つの目安だけでもお伝えしたいと思います。
1人が指揮できる人数の目安
- ディレクター:10名程度(ADも3名~5名程度含む)
- AD:運営スタッフを5名程度
- 運営スタッフ:0名
というのは覚えておきましょう。
経験の少ないスタッフに無理やりリーダー(管理業務)を任せるのは自殺行為です。
もちろん経験の差、能力差により上記の誤差はあります。
現場の動きを見て、目安以上だった場合はラッキーと思いましょう。
その方のお名前を覚えておいて、また別の現場の時に指名することをオススメします。
希少種です。
もちろんこれも業務の難易度や経験差によっても大きく異なるので、これ以下だからダメと一概に言い切れる訳ではありません。
優秀なイベントディレクターの手配の仕方
では優秀なイベントディレクターさんを手配するにはどうしたらいいのでしょうか?
ディレクターさんを手配するには主に3つのパターンがあります。
- イベント運営会社に依頼
- フリーランスのディレクターさんに直接依頼
- イベント系の人材派遣会社に依頼
それぞれについても解説していきたいと思います。
逆に言うと、企画書を書いたり、台本を書いたり、舞台進行を行う業務は基本的には行っていません。1.イベント運営会社
イベント運営会社とは最初に書きました運営業務を中心に行っている会社です。適していない会社に業務範囲外の案件をお願いしますと、丸振りするだけになってしまいますので、手配する時は注意が必要です。
イベントの運営だけを頼まれる場合、イベント運営会社さんにディレクターやAD、運営スタッフをまとめて依頼すると非常に精度の高い手配を行ってくれるでしょう。
運営計画自体の相談にものってくれます。
手配する人数によってはディレクターさんは自社の社員が出てきてくれ、こちらの気持ちを分かってくれる心強い味方になってくれると思います。
ダメではないのですが、ディレクターさんとADとスタッフをバラバラに頼むと連携的にギクシャクすることもあります。
どうしてもこの人、というような状況でなければまとめて依頼することをオススメします。
2.フリーランスのディレクターさんに直接依頼
実際はこれが一番優秀な方が手配できます。イベントのディレクターさんは人材派遣会社にも登録していると思いますが、人材派遣会社に登録せずフリーランスで活躍されている方もたくさんいます。
自分の身一つで稼げるということはやはり相応のスペシャリティーがあります。
直接のお付合いがあり、かつ能力やスケジュールが合致するのであれば、その方にお願いしましょう。
そしてディレクターの人数が足りない場合はその方に紹介していただきましょう。
同じくディレクター仲間の優秀な方を紹介して頂けると思います。
金額は安いとは言えない場合もありますが、機転を利かすという能力は替えがたいものです。
派遣会社経由でむしろ安く出てくるという謎の状況もありますが、やはり直接手配した方が本人の実入りもいいし、指名されているという責任感もあるので、やはりモチベーションが高い気がします。
3.イベント系の人材派遣会社
人材の登録数も多いので、手配がつかないといったことはまずありません。また金額面でいけば比較的やすく手配が可能になると思います。
先程ご紹介した運営会社も自社だけで足らない場合はこちらの会社に相談するケースも多いはずです。
ただ手配を行うにはコツが必要です。
運営会社さんの場合は、大体の業務の流れをお伝えすれば、「何人でどうやる」というところまで考えて、体制を組んでくれたりしますが、人材派遣会社さんは基本ジャスト派遣のみです。
人数設定や体制が無理な場合でも検証などはしてくれず、その人数だけを手配します。
その結果、現場でうまく機能しないということも起こりうります。
イベント慣れしていない会社さんが手配を行う場合は、運営会社さんか制作会社さんを通じて手配をすることをオススメします。
とはいえ、ディレクターさんが登録しているケースも多いので、人材派遣経由でも運が良ければ優秀なディレクターさんに出会えるかも知れません。
ということで、イベントの運営ディレクターについてざっくりとまとめてみました。
運営業務は複雑なからみが多いのでディレクター単体では説明しづらいですね。
また運営について記事を書く時にあらためて違った角度からも紹介したいと思います。
ディレクターさんは制作会社とは違っていろいろな現場をたくさん見ています。
現場においては制作会社の人間より彼らの方が間違いなく優秀です。
現場では事前の計画では思いもよらないことがたくさん起こります。
そんな時、彼らの意見はとても参考になると思います。
たくさんのイベントを経験して自分と相性の良いパートナーを見つけましょう!
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