いつも真面目なネタなので、たまには不真面目なくだらない話題にしようかと思います。

イベント現場ではこの不思議な現象がたまに起きたりするんです。
それが「神隠し」
ninja_tenjo

それはイベントの現場の時に起こります。
いつものように現場で準備を進めているとふと違和感を感じます。
「おや?」

現場で入っているスタッフの数は10人。
ディレクター1名とAD1名、そしてスタッフ8名。

ん?1人足りない。

最初は確かにいたはずなのに。。
影響もそこまで大きくないので、なんとか現場を進めているといつの間にか10人ちゃんといる。
「あれ、自分の気のせいだったのか?」と思い、また気にせず進めている。

すると今度は大変な作業をしなければいけない時間になる。
みんなで力を合わせて頑張ろうと思っているとまた1人足りない。

「おいおい、この忙しい時に、もー!」と思って頑張っていると、その局面が終盤になる頃にいつの間にかまた10人に。
「ちゃんといるじゃん。」とまた思う。

今度はちょっとしたトラブルが発生。
取引先から注意を受けつつ、スタッフそれぞれに事情聴取をしようとするとまた1人足りない。


そう、イベント業界のあるあるネタなんですが、重要な時に必ず姿を消すという特技を持ったやつが必ずいるんです。
そいつは大変な作業をしている時、怒られる時は必ずと言っていい程、気配を消します。
yurei_youngman1_smile
しかも面倒なことに責任がまったくないやつではなく、そこそこ責任や情報を持った運営のADクラスや経験値の高いスタッフがいなくなります。

ギリそいつがいなくてもなんとかなる時に絶妙にいなくなります。
そしてそいつはことが落ち着いた時にシレっとした顔でまた現場に加わります。
確信犯かどうか確信が持てません。

今回の現場で言えばADかスタッフが誰か1人神隠しにあうことでしょう。
経験上は10人ぐらい現場に入ると1名ぐらいは1時間に1回は消えます。

怖いですね。
恐ろしいですね。


本当に恐ろしいことに狭い会場の現場でもこれ起こるんです。
彼らは一体どこにいるんでしょうか?
物陰?トイレ?喫煙所?外?
思いつく範囲を探してもだいたい見つかりません。

彼らに「どこにいたの?」と聞くと決まってこう言います。
「俺ここにいたよ」
本当に不思議です。

皆さんの身の回りにもいませんか?こういう人。
もしかしかしたら神隠しかもしれませんよ?




と、前半はくだらない話題でしたが、少し真面目な話に戻します。

余裕を持った人員計画のすすめ

10人ぐらいスタッフを手配するとだいたい1人ぐらいポンコツが混じってたりします。
これはどこの人材派遣会社、運営会社にも言えることです。
スタッフの人数をカツカツで設定すると結構現場が大変 です。
余裕を持った人員計画をおすすめします。
leader_man

1チーム5名で組むチーム編成

同時に10人のスタッフを管理すると、絶対目が届かなくなり、サボるやつが出てきます。
経験上ですが、スタッフの管理範囲は片手まで
人間「5」までは数えなくても瞬時に「5」と言えるんですが、「6」になった途端、「1、2、3・・・」と数え始めます。
おそらく1人の人間が管理できる範囲の限界は「5人」前後ではないかと思っています。

体制を組む時に、1名のD、またはADが管理する人数も5名程度までにしましょう。
まさにキングダムで言うところの「伍」であり、「伍長」ですね。
6257331_212


神隠しの逆によくつかまるやつ

神隠しとは真逆の特性を持ったスタッフもいます。
それはどこにいてもやたら目につくスタッフ

いいことをしても目立ち、悪いことをしても目立つ。
やたら周りのスタッフから尋ねられたり、お願いごとを頼まれたりします。
そのため現場では「あれどーなってる?これどーなってる?」と追い立てられ、パンクします。

実は自分の若かりし頃は完全にこのタイプでした。
昔はこれのせいで現場が嫌でしょうがなかったのですが、今ではいい経験だったと感謝もしています。
だって、「あいつに聞けば全部わかるはず、あいつに頼めば解決する」と思われてたってことですよね。
制作業としてはこれ以上ない評価じゃないですか。
自ら望んで神隠しに合うような人たちはやはりあまり優秀でない気がしますね。



この記事のまとめです。

これを読んでいる制作側の皆さんは、チーム編成をする時に、神隠しになってしまう人材をなるべく出さないよう管理方法や人数編成を工夫しましょう。

また実際に現場に入る側の皆さんは、現場で嫌なことから逃げ出す神隠しにならないように、恐れずにいろいろな経験をしましょう!

結果的に真面目な内容になってしまいましたね。
またの機会にほかの七不思議もご紹介したいと思います。