つい先日の現場でちょうどやってきた業務なので、
今回はイベント終了後にいいイベントだったなーと思われること間違いなしの
イベントの記録写真の撮り方についてご紹介したいと思います。
kaden_camera_ichigan


シリーズリンク
記憶より記録に残すイベントの記録写真②
http://blog.livedoor.jp/morisobaya/archives/8293272.html

記憶より記録に残すイベントの記録写真③
http://blog.livedoor.jp/morisobaya/archives/8293647.html



皆さんは普段どんな感じで記録写真を撮っていますか?
やたらブレてしまったり、黄色くなってしまったりしていませんか?
それには原因があります。
私、もりそばは趣味カメラマンでもありますので、
カメラの設定などについては若干詳しかったりしますが、
ディティールは後回しにして、そもそもイベントにおける記録写真の位置づけに
ついて制作視点で考えてみたいと思います。


制作における記録写真の位置づけとは
お金を請求するにあたってのエビデンス(証拠)です。
イベントを打ち上げ花火的にやったはいいけど、同時多発的に一気に動きすぎて
実際にどんなことをやったか分からなくなることが多いですよね。
後日請求するにあたって、こんなことやったんです、といっても水掛け論に
なってしまいますので証拠を残す必要があります。
そんな時に記録写真に撮っておけば、見えていないところでこんなことも
やってたんですよ、こんなものも手配していたんですよ、という主張をできます。

この発想は代理店さんを通じた業務の場合に多いのですが、
他の案件ではあまりトラブルになったことはありません。
一度イベントの打上げでピザを頼んで、そのピザが写真に写っていないから
打上げ経費のピザ分は請求できません、と言われたことがあり、
それがちょっとしたトラウマになっています。。
クライアントとちゃんとした信頼関係ができていればこんなことはないと
思うのですが、ビジネスということで考えますと記録は残しておいた方がいいことが
多いので、継続的にイベントを行うことを考えたらできるだけ
記録撮影の経費を自腹でも計上しておくことをおすすめします。


様々な記録写真の使われ方
先程の証拠写真という使い方は一つの例ですが、
写真を撮っておくことでほかにも様々なメリットがあります。

記憶のデータ化
単発イベントではそこまで重宝することはないかもしれませんが、
定期的に開催されるイベントでは、前回と同じ感じで、などのように前例を踏襲する
場合が非常に多いです。
その際、記憶というのは曖昧なもので、前回どうだったっけ?なんてやりとりが
関係者内で多発したりします。
その際に少しでも思い出すヒントを残しておくと非常に便利です。

特に数年やり続けていることは、去年のことなら覚えちゃいるが、
一昨年のことはちと分からねえ、その前の年のことはインパクトがあったので
覚えてるけど。。なんてことが起こり、記憶がごちゃまぜにもなりやすいです。
なので、設置位置、取り付け方など余裕があれば細かいところまで撮影しておきましょう。


事例紹介
打合せをしながら例えばこんな感じ、ということを伝える時に
自分の実際にやった案件の写真を見せると説得力が高まります。
面倒かもしれませんが、自分の行なったイベントの記録写真を10枚程度にまとめて、
実績のフォトブックをDropboxで作っておくと便利かもしれません。
自分でやったことは財産なのでそれを最大限に有効活用するように心がけましょう。


リリースへの活用
プレスやメディやWEBに発信する際の素材として活用したりもします。
その際はいわゆる見栄えのいい盛り上がってますよ写真を使いますので、
いいカメラでそのイベントを象徴するシーンのBEST写真を残しておくようにしましょう。
せっかくイベントを行ったのに広報的に活用しきれなかったらもったいないです。


では効果的な記録写真をとるためにはどんなことに気をつけたら良いのでしょうか?
次回は具体的な撮り方についてまとめたいと思います。


記憶より記録に残すイベントの記録写真②
http://blog.livedoor.jp/morisobaya/archives/8293272.html

記憶より記録に残すイベントの記録写真③
http://blog.livedoor.jp/morisobaya/archives/8293647.html