最新のApple Watch4を入手したので、現場で活用できるか試してみました。すると、「おっ、案外使えるかも!」という印象を受けましたので、その活用法をご紹介したいと思います!
2018年12月14日投稿


まぁ説明するまでもないですが、時計です。いわゆるスマートウォッチ、またはウェアラブルデバイスというものですね。スマホのように手にとって操作するのではなく、身体に身に着けて使用するデバイスです。
Apple Watchは2018年12月現在では4代目となっています。通常の時計とは違い、アプリでたくさんの機能が追加できたり、センサーで身体情報のログが見れたりするのが特徴です。自分も睡眠時間管理に活用しています。Apple Watch自体の詳しい解説はここでするのもなんなので、興味持った方はググってみて下さい。

自分はApple Watchを買ったのがこの4代目で初めてなんですが、何に使えるんだろう?とよく分からず、色んなブログやら記事やらYoutube動画やらを見漁っていました。そんな中で、「あれ、これってイベントで使うと便利じゃない?」と思いつき、実際にイベントの現場で使ってみました。すると、これは使いこなせたらイベントの現場はすごくスマートにできるのではと可能性を感じました。実際にどんな使い方をしたかご紹介したいと思います。

Apple Watchの特徴に通知機能があります。そりゃスマホにももちろんありますが、マナーモードだと結構気づかないことが多くないですか?Apple Watchの良いところは腕にダイレクトに振動が来るのでほぼ確実に通知に気づきます。しかも音もならずなので、本当に自分だけが確実に気づくというのはすごい機能だなと思いました。調べたところによると、家族で一緒に寝ている人は目覚まし時計だと周りの人も起こしてしまうけれど、Apple Watchなら自分だけが起きれるので便利と言っていました。
この通知機能を活用して、進行表の情報をリマインダーに登録しました。リマインダーって皆さん使ってますか?すごい便利ですよ。何時何分になったら指定されたメッセージを通知してくれる機能です。
Apple WatchのリマインダーもiPhoneと同期していますので、iPhoneのリマインダーに入力すれば簡単にできます。
その時に入れた情報はこちら
いつも進行の現場では進行表の時間割を覚えていくことを心がけていました。ですが、これをすることで覚えていなくても進行状況の把握がすごく楽になりました。そのものズバリの時間を登録してもいいですし、通知は5分前で、表示はそれぞれの時間を明記するという形でもいいと思います。アレンジも自由自在ですね。
自分が未熟なだけかもしれませんが、進行で集中していると時間の経過が結構分からなくなってしまう時があります。特にリハをしていて、調整に手間取っていると、いつの間にか開場時間が近づいていて、運営側から「客入れどうですか?」と先に言われてしまったり。。これを登録しておけば、いちいち台本やスマホを見なくてもあと何分後には次のプログラムだなとか、何分押し進行だなとすぐに分かります。

先程のリマインダーの応用です。TODOや準備するものをリマインダーに登録し、通知してくれるようにしても便利です。進行の現場の場合、必要だけれども最初からあっては困るものもあります。そういう時このリマインド機能を使えば忘れることなく準備することができます。
例えば、「14:00表彰式のスタンバイ テーブル3本 椅子4脚」や「15:45マイクランナースタンバイ」などを入れておくと、あれ、椅子何脚だっけ?とか台本を見ずに準備ができます。また運営から一時的に人員を借りるマイクランナーのお願いとかは、進行に集中していると忘れがちなので時間で通知してくれるとすごく助かります。
運営で使っても便利そうですね。出演者の会場入り時間、袖スタンバイ時間、受付開始時間、ドアクローズの通知、弁当入り時間、休憩時間、退場時間などなど。進行ほどシビアでないものの、通知があると心構えができるので意識が随分違いますよね。

各プログラムの所要時間をラップタイムと表現したりするのですが、前後する可能性が高いところや細かいところはリマインダーではなく、タイマー設定をしました。またこのApple Watchのなにが便利かといいますと、あらかじめ「1分」、「3分」、「5分」、「10分」と登録されているところ。イベントの現場で登場するラップタイムは結構この区分が多いです。なのでいちいち時間を設定しなくても押すだけで時間を通知してくれるのは非常に便利です。もちろんカスタムで時間設定も可能です。
進行の現場はセミナーだったんですが、講演の持ち時間やQ&Aの時間はこれで入力しました。すると、そろそろこの先生の講演時間終了だなとか、Q&Aであと一人ぐらいいけるかななどが判断しやすくなったんです。かなり便利でした。おすすめです。
先程のリマインダーとの違いはカウントダウンで経過も表示されること。何分までだからあと何分か、といった計算が必要ありません。残り時間はみたまんまです。よく演台に計時回線というちょっと大げさなシステムを用意するのですが、先生たちにこれを身に着けてもらえばいいのでは?と感じました。もちろん無理ですが。。
ちなみに計時回線というのはこちら↓


これは特別な設定もなにもないのですが、Apple Watchに備わっている基本機能にストップウォッチがあります。これでストップウォッチを持っていかなくても大丈夫になりました。そもそもストップウォッチは進行の時にどのように使うかといいますと、演奏の尺(時間)を測ったり、VTRの尺を測ったり、音楽の尺を測ったり、読み尺を測ったりするためのものです。もともとスマホでもできますが、Apple Watchの方が携帯性があってサッと使いやすいですね。

これ普段リマインダー使っている人でも知らない人結構いるんじゃないでしょうか。iPhoneからリマインドを設定すると時間によるリマインドだけでなく位置情報でリマインドを発動してくれるんです。この発動するきっかけをトリガーといいます。ある地点を設定したらその位置から半径◯◯m以内に入ったら(もしくは出たら)通知してくれます。
その現場では、会場に到着したらその現場の会場担当者名を通知するように設定しました。よくやり取りをする会場の担当者さんなら当然名前を覚えているんですが、そうでもない場合、マニュアルの組織図を見て確認するというのがちょっとした手間なんですよね。この通知を設定しておくと、会場についたらそのまま通知された名前を見て訪ねればいいので非常にスムーズです。
ちなみに自分は現場でない時にもこの機能を使っていまして、打合せの時にその会社の周辺に着いたら担当者名+部署名を表示させたりしています。その方のことは覚えていても所属までは覚えていないこともあり、インターホン前で悩まずにすみます。また大きいビルに入っている場合、なぜか名刺の住所に何階か書いてないので、フロアの階数を通知するようにしています。これでフロア一覧からチェックする必要がなくなります。急いでいる時は結構便利です。

Apple Watchを進行の現場で便利だった話、いかがだったでしょうか?Apple Watchに限らずスマートウォッチは今後かなり普及していくのではないかと思います。個人的には高級時計も好きなんですが、ベルトだけでApple Watchが買えてしまうぐらいの価格差となるとさすがにこちらを選びますね。今回は話題のトランシーバー機能は自分だけでやっても意味がないので使っていません。今後使えるレベルになるのでしょうか。ちょっと期待しています。
スマートウォッチを活用することでいちいち台本やマニュアル、スマホを取り出して見なくてもよくなる、というのが結構重要だと思っています。情報の確認は腕時計をちらっと見る程度。非常にスマートで良いのではないでしょうか。いつも現場でマニュアルや台本をスーツのケツポケットに指している様子が見た目好ましくないと思っていましたので、これは良い使い方だと感じています。
そもそもですが、マニュアルや台本はスタッフ、演者、主催者が意識を一致させるための資料だと思っています。事前のスタッフ研修用、計画づくり用としては今までの台本、マニュアルで問題ないと思いますが、当日オペレーションでは結局スケジュールやリスト、レイアウトを見て進行運営することがほどんど。となると、セクションによってはこのスマートウォッチだけでもいいのではないかと思います。
スマホが標準装備になり、スマートウォッチも標準装備になったらきっと未来のイベント現場は結構変わるかもしれないですね。そんな可能性を感じたトライアルでした。ということで、また新しい使えそうなガジェットが出たら試してみたいと思います。
それでは今回はこのへんで。
2018年12月14日投稿

Apple Watchとは

まぁ説明するまでもないですが、時計です。いわゆるスマートウォッチ、またはウェアラブルデバイスというものですね。スマホのように手にとって操作するのではなく、身体に身に着けて使用するデバイスです。
Apple Watchは2018年12月現在では4代目となっています。通常の時計とは違い、アプリでたくさんの機能が追加できたり、センサーで身体情報のログが見れたりするのが特徴です。自分も睡眠時間管理に活用しています。Apple Watch自体の詳しい解説はここでするのもなんなので、興味持った方はググってみて下さい。
Apple Watchとイベントの相性

自分はApple Watchを買ったのがこの4代目で初めてなんですが、何に使えるんだろう?とよく分からず、色んなブログやら記事やらYoutube動画やらを見漁っていました。そんな中で、「あれ、これってイベントで使うと便利じゃない?」と思いつき、実際にイベントの現場で使ってみました。すると、これは使いこなせたらイベントの現場はすごくスマートにできるのではと可能性を感じました。実際にどんな使い方をしたかご紹介したいと思います。
進行表をリマインダーに登録(通知機能の活用)

Apple Watchの特徴に通知機能があります。そりゃスマホにももちろんありますが、マナーモードだと結構気づかないことが多くないですか?Apple Watchの良いところは腕にダイレクトに振動が来るのでほぼ確実に通知に気づきます。しかも音もならずなので、本当に自分だけが確実に気づくというのはすごい機能だなと思いました。調べたところによると、家族で一緒に寝ている人は目覚まし時計だと周りの人も起こしてしまうけれど、Apple Watchなら自分だけが起きれるので便利と言っていました。
この通知機能を活用して、進行表の情報をリマインダーに登録しました。リマインダーって皆さん使ってますか?すごい便利ですよ。何時何分になったら指定されたメッセージを通知してくれる機能です。
Apple WatchのリマインダーもiPhoneと同期していますので、iPhoneのリマインダーに入力すれば簡単にできます。
その時に入れた情報はこちら
- リハーサル時間
- 開場時間
- 本番開始時間
- 各プログラムの開始時間
- 終了時間
いつも進行の現場では進行表の時間割を覚えていくことを心がけていました。ですが、これをすることで覚えていなくても進行状況の把握がすごく楽になりました。そのものズバリの時間を登録してもいいですし、通知は5分前で、表示はそれぞれの時間を明記するという形でもいいと思います。アレンジも自由自在ですね。
自分が未熟なだけかもしれませんが、進行で集中していると時間の経過が結構分からなくなってしまう時があります。特にリハをしていて、調整に手間取っていると、いつの間にか開場時間が近づいていて、運営側から「客入れどうですか?」と先に言われてしまったり。。これを登録しておけば、いちいち台本やスマホを見なくてもあと何分後には次のプログラムだなとか、何分押し進行だなとすぐに分かります。
TODOをリマインダーに登録(通知機能の活用)

先程のリマインダーの応用です。TODOや準備するものをリマインダーに登録し、通知してくれるようにしても便利です。進行の現場の場合、必要だけれども最初からあっては困るものもあります。そういう時このリマインド機能を使えば忘れることなく準備することができます。
例えば、「14:00表彰式のスタンバイ テーブル3本 椅子4脚」や「15:45マイクランナースタンバイ」などを入れておくと、あれ、椅子何脚だっけ?とか台本を見ずに準備ができます。また運営から一時的に人員を借りるマイクランナーのお願いとかは、進行に集中していると忘れがちなので時間で通知してくれるとすごく助かります。
運営で使っても便利そうですね。出演者の会場入り時間、袖スタンバイ時間、受付開始時間、ドアクローズの通知、弁当入り時間、休憩時間、退場時間などなど。進行ほどシビアでないものの、通知があると心構えができるので意識が随分違いますよね。
ラップタイムをタイマー設定

各プログラムの所要時間をラップタイムと表現したりするのですが、前後する可能性が高いところや細かいところはリマインダーではなく、タイマー設定をしました。またこのApple Watchのなにが便利かといいますと、あらかじめ「1分」、「3分」、「5分」、「10分」と登録されているところ。イベントの現場で登場するラップタイムは結構この区分が多いです。なのでいちいち時間を設定しなくても押すだけで時間を通知してくれるのは非常に便利です。もちろんカスタムで時間設定も可能です。
進行の現場はセミナーだったんですが、講演の持ち時間やQ&Aの時間はこれで入力しました。すると、そろそろこの先生の講演時間終了だなとか、Q&Aであと一人ぐらいいけるかななどが判断しやすくなったんです。かなり便利でした。おすすめです。
先程のリマインダーとの違いはカウントダウンで経過も表示されること。何分までだからあと何分か、といった計算が必要ありません。残り時間はみたまんまです。よく演台に計時回線というちょっと大げさなシステムを用意するのですが、先生たちにこれを身に着けてもらえばいいのでは?と感じました。もちろん無理ですが。。
ちなみに計時回線というのはこちら↓

ストップウォッチ機能

これは特別な設定もなにもないのですが、Apple Watchに備わっている基本機能にストップウォッチがあります。これでストップウォッチを持っていかなくても大丈夫になりました。そもそもストップウォッチは進行の時にどのように使うかといいますと、演奏の尺(時間)を測ったり、VTRの尺を測ったり、音楽の尺を測ったり、読み尺を測ったりするためのものです。もともとスマホでもできますが、Apple Watchの方が携帯性があってサッと使いやすいですね。
位置情報トリガーでリマインド

これ普段リマインダー使っている人でも知らない人結構いるんじゃないでしょうか。iPhoneからリマインドを設定すると時間によるリマインドだけでなく位置情報でリマインドを発動してくれるんです。この発動するきっかけをトリガーといいます。ある地点を設定したらその位置から半径◯◯m以内に入ったら(もしくは出たら)通知してくれます。
その現場では、会場に到着したらその現場の会場担当者名を通知するように設定しました。よくやり取りをする会場の担当者さんなら当然名前を覚えているんですが、そうでもない場合、マニュアルの組織図を見て確認するというのがちょっとした手間なんですよね。この通知を設定しておくと、会場についたらそのまま通知された名前を見て訪ねればいいので非常にスムーズです。
ちなみに自分は現場でない時にもこの機能を使っていまして、打合せの時にその会社の周辺に着いたら担当者名+部署名を表示させたりしています。その方のことは覚えていても所属までは覚えていないこともあり、インターホン前で悩まずにすみます。また大きいビルに入っている場合、なぜか名刺の住所に何階か書いてないので、フロアの階数を通知するようにしています。これでフロア一覧からチェックする必要がなくなります。急いでいる時は結構便利です。
スマートウォッチのイベント活用

Apple Watchを進行の現場で便利だった話、いかがだったでしょうか?Apple Watchに限らずスマートウォッチは今後かなり普及していくのではないかと思います。個人的には高級時計も好きなんですが、ベルトだけでApple Watchが買えてしまうぐらいの価格差となるとさすがにこちらを選びますね。今回は話題のトランシーバー機能は自分だけでやっても意味がないので使っていません。今後使えるレベルになるのでしょうか。ちょっと期待しています。
スマートウォッチを活用することでいちいち台本やマニュアル、スマホを取り出して見なくてもよくなる、というのが結構重要だと思っています。情報の確認は腕時計をちらっと見る程度。非常にスマートで良いのではないでしょうか。いつも現場でマニュアルや台本をスーツのケツポケットに指している様子が見た目好ましくないと思っていましたので、これは良い使い方だと感じています。
そもそもですが、マニュアルや台本はスタッフ、演者、主催者が意識を一致させるための資料だと思っています。事前のスタッフ研修用、計画づくり用としては今までの台本、マニュアルで問題ないと思いますが、当日オペレーションでは結局スケジュールやリスト、レイアウトを見て進行運営することがほどんど。となると、セクションによってはこのスマートウォッチだけでもいいのではないかと思います。
スマホが標準装備になり、スマートウォッチも標準装備になったらきっと未来のイベント現場は結構変わるかもしれないですね。そんな可能性を感じたトライアルでした。ということで、また新しい使えそうなガジェットが出たら試してみたいと思います。
それでは今回はこのへんで。
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