進行の現場でカンペを書くことってありますよね。どうやって書いたら良いかなんて誰からも教わっていませんが、自分の現場経験からこんな感じで書いたら良いのではないかということをまとめてみたいと思います!
うまくカンペを出すと出演者の目線、挙動に影響を与えることなくメッセージを伝えることができるのが大きなメリットです。また設備も大きめのスケッチブックと太マジックがあればできてしまうのでお手軽です。手書きなので、文字サイズや内容も直感的に思いのまま。テレビの場合は、大判印刷をボードに貼り付けて原稿を読むのに使ったりもします。汎用性が非常に高いですね。
出す場所は会場のロケーションにより異なりますが、客席の最前線でしゃがみながら出すことが多いです。MCの目線の先でかつ他のお客さんからメッセージの内容が読まれない場所となると必然的にそこが多いですね。客席の一番後方から大きく出すという場合もありますし、袖の中からMCだけに見える位置に出すという場合もあります。
潔いですね~ 隠す気0のこの手段。その出演者に注目が集まっていないタイミングに限りアリだと思います。後は手段を考える余裕もない時はやはりこれでしょう。手をこまねいているうちにタイミングを逸するぐらいならいっそこれが一番手っ取り早いです。多少経験があると逆にできない手段ですね。デメリットはパーティーなどの雑踏だと聞こえづらい、目立ってみっともない。できることならあまり選びたくない手段です。
本番中に出演者のもとにコソコソっと近寄り、メッセージを書いたメモを渡します。テレビでよく見るのはニュースの続報なんかをスタッフさんが持ってくるシーンですよね。イベントでもたまに見かけます。特徴としてはちょっと長めの文章で伝えたり、その出演者の余裕があるタイミングでメッセージを読めるということですね。デメリットはスタッフが伝えるのがちょっとみっともない、文章を簡潔に作るのが意外と難しいという点です。
あまり聞き馴染みのない方もいるかもしれません。簡単に言うとカンペモニターですね。半透明のガラス板のようなものに読み上げる文字を映します。スタッフからのメッセージを伝えるというより、読み上げる原稿を映すという使い方がメインですね。少し前に言葉としては結構流行った気がしますが、自分は実際に使ったことがありません。やはり機材が特殊すぎて手配上面倒ということなんでしょうか。メリットとしてはおしゃれ、かっちょいい。デメリットとしては、手配が面倒(もしかして高い?)、いかにも原稿を見てるぞー、というのが伝わるという点です。
通常の小型モニター(10インチ程度)を卓上の見えない位置に設置して、制作側からのメッセージを表示するというのはやったことがあります。手配の汎用性を考えるとこちらの方が主流だと思います。
これの亜種で、会場後方にプロジェクターで投影するという大胆な手段もあります。お客さんはみんな前を向いているので死角になるからなんですが、正直そんなリスキーなこと自分ではやったことありません。
出される人は主に司会者、MCでしょう。その他の場合ももちろんありますが、圧倒的にそのパターンが多いと思います。司会者は本番中のタイムコントロール、進行内容の管理者なので、司会者に伝えていれば大抵のことは解決します。ですが、司会者を経由しないイベント(講演会や実演ショーなど)やトークショーのゲストが司会を振り切って話し始めてしまった場合、出演者に直接残り時間を伝えたりすることもあります。
1.スタート
などのスタートに関する内容は多いですね。
2.ストップ(保留)
「次の準備が整うまで引っ張って下さい」
「もう少し引き伸ばして下さい」
進行上トラブルが起きた時によく使います。もちろんあまり嬉しくないですが。。
3.早送り
「まいて下さい」
「締めて下さい」
「この項目をカットして次へ」
だいたいトーク系のステージでは押すことが多いので、この辺は書くことが多いですね。
進行上の指示以外でカンペで書くことはこんなものがあります。
時間案内
「残り10分です」
「終了時間を過ぎています」
これは司会者に伝えるより時間を把握していない出演者本人に伝えるケースが多いです。
忘れ物案内
「忘れ物案内入れて下さい」
「◯◯◯が◯◯◯に届いています」
内容に関連したもの
「(Q&Aなどで)あと2名で終わります」
「ここで商品紹介入れて」
「話が脱線してます。戻して下さい。」
「出演者が遅れています」
などなど。これらはケースバイケースなので書くメッセージの内容は多岐にわたります。ポイントとしては、決まっていないことを補足で伝える、予定外の状況を伝える、予定を変更するなどのことが起きた時に、MCに心の準備をしてもらうため少し早めに伝えることが重要だと思います。混乱させない様に簡潔に書くことも重要ですね。
ということで今回はこのへんで~
イベントの進行で使うカンペとは
カンペ、つまりカンニングペーパーですね。本来ならカンペという表現があまり適切でない気もしますが、広まってしまったのですね。ステージを進行していると、本番中出演者に指示を伝えることができません。そこでメッセージを伝える手段としてカンペを使用します。よくテレビのADさんが使っているアレですね。今回はそのカンペについて詳しく解説したいと思います。カンペの特徴
うまくカンペを出すと出演者の目線、挙動に影響を与えることなくメッセージを伝えることができるのが大きなメリットです。また設備も大きめのスケッチブックと太マジックがあればできてしまうのでお手軽です。手書きなので、文字サイズや内容も直感的に思いのまま。テレビの場合は、大判印刷をボードに貼り付けて原稿を読むのに使ったりもします。汎用性が非常に高いですね。
出す場所は会場のロケーションにより異なりますが、客席の最前線でしゃがみながら出すことが多いです。MCの目線の先でかつ他のお客さんからメッセージの内容が読まれない場所となると必然的にそこが多いですね。客席の一番後方から大きく出すという場合もありますし、袖の中からMCだけに見える位置に出すという場合もあります。
出演者にメッセージを伝える他の方法
本番中の出演者にメッセージを伝える方法はなにもカンペだけではありません。まずはそれをご紹介しながら、カンペとの役割のすみ分けを行いたいと思います。耳打ち
潔いですね~ 隠す気0のこの手段。その出演者に注目が集まっていないタイミングに限りアリだと思います。後は手段を考える余裕もない時はやはりこれでしょう。手をこまねいているうちにタイミングを逸するぐらいならいっそこれが一番手っ取り早いです。多少経験があると逆にできない手段ですね。デメリットはパーティーなどの雑踏だと聞こえづらい、目立ってみっともない。できることならあまり選びたくない手段です。
メモ差し込み
本番中に出演者のもとにコソコソっと近寄り、メッセージを書いたメモを渡します。テレビでよく見るのはニュースの続報なんかをスタッフさんが持ってくるシーンですよね。イベントでもたまに見かけます。特徴としてはちょっと長めの文章で伝えたり、その出演者の余裕があるタイミングでメッセージを読めるということですね。デメリットはスタッフが伝えるのがちょっとみっともない、文章を簡潔に作るのが意外と難しいという点です。
プロンプター
あまり聞き馴染みのない方もいるかもしれません。簡単に言うとカンペモニターですね。半透明のガラス板のようなものに読み上げる文字を映します。スタッフからのメッセージを伝えるというより、読み上げる原稿を映すという使い方がメインですね。少し前に言葉としては結構流行った気がしますが、自分は実際に使ったことがありません。やはり機材が特殊すぎて手配上面倒ということなんでしょうか。メリットとしてはおしゃれ、かっちょいい。デメリットとしては、手配が面倒(もしかして高い?)、いかにも原稿を見てるぞー、というのが伝わるという点です。
通常の小型モニター(10インチ程度)を卓上の見えない位置に設置して、制作側からのメッセージを表示するというのはやったことがあります。手配の汎用性を考えるとこちらの方が主流だと思います。
これの亜種で、会場後方にプロジェクターで投影するという大胆な手段もあります。お客さんはみんな前を向いているので死角になるからなんですが、正直そんなリスキーなこと自分ではやったことありません。
カンペを出す人、出される人
カンペを出す人は進行ディレクターさんがほとんどです。インカムなどで舞台監督や制作側から指示を受けて、進行ディレクターがカンペを書き、それを出演者に見せます。出される人は主に司会者、MCでしょう。その他の場合ももちろんありますが、圧倒的にそのパターンが多いと思います。司会者は本番中のタイムコントロール、進行内容の管理者なので、司会者に伝えていれば大抵のことは解決します。ですが、司会者を経由しないイベント(講演会や実演ショーなど)やトークショーのゲストが司会を振り切って話し始めてしまった場合、出演者に直接残り時間を伝えたりすることもあります。
カンペにはどんなことを書いているか
ではカンペにはどんなことを書いているのでしょうか?進行指示はテレビのリモコンにあるような内容に非常に似ています。テレビのリモコン風にまとめてみたいと思います。とはいえ、テレビと違って巻き戻しはないですよ。1.スタート
「次に進めて下さい」
「13時から開始します」などのスタートに関する内容は多いですね。
2.ストップ(保留)
「次の準備が整うまで引っ張って下さい」
「もう少し引き伸ばして下さい」
進行上トラブルが起きた時によく使います。もちろんあまり嬉しくないですが。。
3.早送り
「まいて下さい」
「締めて下さい」
「この項目をカットして次へ」
だいたいトーク系のステージでは押すことが多いので、この辺は書くことが多いですね。
進行上の指示以外でカンペで書くことはこんなものがあります。
時間案内
「残り10分です」
「終了時間を過ぎています」
これは司会者に伝えるより時間を把握していない出演者本人に伝えるケースが多いです。
忘れ物案内
「忘れ物案内入れて下さい」
「◯◯◯が◯◯◯に届いています」
内容に関連したもの
「(Q&Aなどで)あと2名で終わります」
「ここで商品紹介入れて」
「話が脱線してます。戻して下さい。」
「出演者が遅れています」
などなど。これらはケースバイケースなので書くメッセージの内容は多岐にわたります。ポイントとしては、決まっていないことを補足で伝える、予定外の状況を伝える、予定を変更するなどのことが起きた時に、MCに心の準備をしてもらうため少し早めに伝えることが重要だと思います。混乱させない様に簡潔に書くことも重要ですね。
カンペを出すにあたって大切なこと
カンペは限られたスペースにメッセージを書きます。ですので、メッセージを簡潔に分かりやすくまとめるというのが非常に重要ですね。またカンペを出すケースは緊急事態の場合が多いです。進行ディレクターさんはいつ指示が来てカンペを書くか分からないので、常に進行状況を把握し、いつでもメッセージが書けるよう心の準備と備品の準備をしておきましょう!ということで今回はこのへんで~
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